第41回 身体全体で語る表現力

第41回 身体全体で語る表現力

皆さん、こんにちは!

 

 

夫婦関係を豊かにするためには、表現力が大切になります。語るというならば、口で言葉を語るというのが当然の基本となります。

 

 

しかし、実際は身体全体で語っていると言った方が正解でしょう。

 

 

言葉を変えれば、「身体全体で語っている」 

 

 

→ 「表現」とは、五感を使って身体全体で行うものとなります。

 

 

一般的に話は聞くものでありますが、実際は目で聞き、耳で聞き、皮膚でも聞くということができます。ある人の話を録音して聞く話と、直に直接聞く話とは迫力が全く違います。

 

 

つまり、

 

「話は全身で語り、全身で聞くものである」

 

 

といえます。

 

 

では、五感の中で相手に与える影響力が一番大きいものは何でしょうか?

 

 

Q)五感の中で、相手に与える影響が一番大きいものは何か?

 

@「視覚」87%

 

A「聴覚」7%

 

B「臭覚」3.5%

 

C「触覚」1.5%

 

D「味覚」1%

 

(労働科学研究所の発表より)

 

まず、一番は視覚が全体の87%です。

 

 

そして聴覚7%、臭覚3.5%、触覚1.5%、味覚1%となっています。

 

 

正に人間の印象は目から来る刺激が圧倒的に高いと言われています。

 

 

このように、話は話の内容だけではなく、目に映る様々な要因が聞く人の心を大きく左右します。

5つの視覚要素

表現力

 

では、その要素を5つの側面から確認していきましょう。

 

@場所・環境の影響(プレイス・ランゲージ)

 

A身ぶりの影響(ジェスチャー・ランゲージ)

 

B事物の影響(シング・ランゲージ)

 

C行為の影響(アクション・ランゲージ)

 

D記号としての言葉の影響(サイン・ランゲージ)

@場所・環境の影響(プレイス・ランゲージ)

第一は、場所・環境の影響です。

 

プレイス・ランゲージということもできます。人は環境に支配されやすいものです。

 

 

話やすい場、行きやすい場をつくることは、話し方の基本となります。

 

 

騒音がひどい所、騒がしい所では、落ち着いて話せないでしょう。

 

 

部屋が、ごちゃごちゃ散らかっている所では、いくらいい話をしても心が落ち着かないものです。

 

 

夫婦水入らずで話をしようと言っても、目の前に洗濯物が山のようにある所で話しをしてたとしても、心が落ち着かないものです。

 

表現力

 

 

一方、高層ビル最上階での景色のいいレストランで話をしたら、気持ち良く話すこともできるでしょう。

 

 

環境が雑然としていると話も粗雑な内容になりやすいものです。しかし、美しく綺麗な環境で話すと自然に話も高尚な内容になるものです。

 

 

環境が話しやすさ、聞きやすさに影響を与えるということがあります。

 

 

どんな話を誰にするかによって、場所を考えることは表現力の一つではないでしょうか?

 

 

基本的には話やすい環境は美しく綺麗な静かな環境でしょう。意識して準備しましょう。

A身ぶりの影響(ジェスチャー・ランゲージ)

身振り

 

第二に、身ぶりの影響です。

 

 

→ 視覚動員することは話を立体的にし、理解を助ける

 

 

ジェスチャー・ランゲージとも言います。

 

 

言葉だけでは、意図することを表せない時にはジェスチャーによって、その微妙な内容を表すことも必要です。

 

 

大きさを示す、しぐさを示す、方向を示すなど視覚を動員することは話を立体的にし、理解を助けます。

 

 

話の重要な内容は手を振りかざしたり、腕を広げたり、ジェスチャーがつくと印象的に記憶されるものです。

 

 

身動きもせず、単調に話すならば重要な内容を聞き逃したりする場合もあるでしょう。このように、ジェスチャーは話の強弱をつけることができます。

 

 

ただ、ジェスチャーというものは、あくまでも言葉を補うものであり、単調さを破るもの、視覚による注意力を引き起こす目的のものなので、やたら手を動かせば良いというものではありません。

 

 

無意味な動きは単なるクセでうるさく感じる場合もあります。

B事物の影響(シング・ランゲージ)

第三は事物の影響(シング・ランゲージ)というものがあります。

 

 

→人は90%以上、第一印象で評価する

 

 

服装

 

 

・「服装は心の人相」

 

 

・外の目線から自分を見つめる姿勢

 

 

・内外共の鏡を見る姿勢

 

 

人は目からの刺激を受けやすいものです。

 

 

聞き手は話し手が話す前から、その服装、髪の形などによって評価します。

 

 

人は90%以上も、その人の第一印象から相手を評価すると言われています。人と会う時、話をする時、鏡を見て身繕いをしてのぞむことは、大変、大事なこととなります。

 

 

ヘアーブラシを使う、ネクタイをきちんと締め直す、靴を磨くなど、これは単なるオシャレというより、信頼感、親近感を得るための話し手の大切な気配りです。

 

 

「服装は心の人相」と言われるように形は内面を表します。

 

 

外面を清潔に綺麗にすればするほど、自分の心にも相手の心にも好感を与えるものです。

 

 

いつも外の目線から自分を見つめる姿勢が大切となります。人から見て美しく着飾る姿勢、美しく成ろうという姿勢、正にその気持ちが自分自身を美しくしていく要素でもあります。

 

 

各々の個性を活かして美を求めたら、各々が最高の輝きを発するものでしょう。また外面の美しさだけではなく、内面の美しさも大切です。

 

 

そこで、内外共に鏡を見る姿勢が大切となります。

 

 

外面も鏡を見て整え、内面も心の鏡を見て反省する姿勢があれば謙虚さ穏やかな心で人に接することができるでしょう。

C行為の影響(アクション・ランゲージ)

身振り

 

第四に行為の影響というアクション・ランゲージがあります。

 

→ 話し手の「表情」や「態度」が与える影響

 

 

・表情の豊かさは人間性の豊かさ

 

・最も大切なのは「笑顔」

 

・「目は心の窓」

 

・「顔は個性を物語り、目は口以上にものを言う」

 

・「態度」は人柄が表れ、話す内容に大きな影響を与える

 

 

黙っていても、その人がいるだけでみんなが楽しくなるという人がいます。その人全体から、醸し出される人柄によるものですが、話し手の表情や態度が与える影響は大きいものです。

 

 

話す時の表情は大きく影響します。

 

 

いくら楽しい話でも無表情で話をしたら、楽しさは伝わりません。

 

いくら悲しい話でもニコニコ話をしていたら、その悲しさは伝わらないでしょう。

 

 

表情は言葉以上にその感情が表れるものです。表情豊かさは人間性の豊かさが表れるものです。最も大切なのは、「笑顔」でしょう。

 

 

笑顔で話されると聞く方も肯定的な心になるものです。

 

 

また目線が大切です。「目は心の窓」というように、心の通った会話は自然に目を合わせた会話となります。

 

 

正に「顔は個性を物語り、目は口以上にものを言う」と言えるでしょう。

 

 

また「態度」は、その人柄が表れ、話す内容に大きな影響を与えます。人に悪印象を与える態度とはどのようなものでしょうか?

 

■人に悪印象を与える態度

 

◆反発感情を引き起こすような「威張った態度」

 

◆自信のなさを感じる「落ち着かない態度」

 

◆相手の機嫌を取るような「卑屈な態度」

 

◆親近感を阻んでしまう「気取った態度」

 

◆融通がきかない「場に合わない態度」

 

◆ふてくされた感じの「投げやりな態度」

 

などとなります。

 

 

その反面、周りに良い影響を与える心の姿勢とは?

 

 

その反面、周りに良い影響を態度も様々ありますが、何よりも内的な心の姿勢が表れるものです。

 

 

その心の姿勢とは?

 

 

■周りに良い影響を与える心の姿勢

 

相手に対する

 

 

◆「謙虚さ」

 

◆「尊敬心」

 

◆「思いやり」

 

◆「サービス精神」

 

◆「信頼感」

 

などを持つことが大切になります。

D記号としての言葉の影響(サイン・ランゲージ)

抑揚

 

第五に、記号としての言葉の影響、サイン・ランゲージです。

 

 

・「言葉の意味」

 

 

・「言葉の強弱」

 

 

・ 「言葉の高低」

 

 

・「言葉の緩急」

 

 

・「言葉のタイミング」

 

 

やはり、話をする時は、言語、言葉を用いてなされます。

 

 

この

 

 

「言葉の意味」 「言葉の強弱」 「言葉の高低」

 

 

「言葉の緩急」 「言葉のタイミング」

 

 

などが重要です。

 

 

「言葉の意味」として大切なことは、愛を動機とした言葉をいつも使う姿勢が人間関係を深めていくことになります。

 

 

「言葉の強弱」とは、声の強弱とも言えます。

 

重要なことは、大切な言葉は強く強調するならば、印象的に聞くことができるでしょう。

 

 

また「言葉の高低」は声の高さで違った感情を乗せて話すことができます。

 

 

基本的に低い声は、落ち着き、冷静、安定感を与えるものですし、高い声は親近感、親密感、解放感を与えるものです。

 

 

初めて会う人には、「親近感」「解放感」を込めて、

 

 

高い声で

 

 

“こんにちは!↑ ”

 

 

と挨拶するでしょう?

 

低い声で

 

 

“こんにちは ↓ ”

 

 

と言ったら違和感を覚えます。

 

 

また「言葉の緩急」は話のテンポをつくることに有効です。

 

 

ゆっくりとした口調から大切なところを速く話したら強調されますし、早口で話している人が突然、ゆっくり話したら印象的に聞こえます。

 

 

 

また言葉は、適材適所に

 

 

「タイミング」

 

 

よく用いることで有効にその意味が力を持つようになります。

 

 

このように、話をする時には様々なことが影響して相手に伝わるということです。

 

 

話す場所の影響、

 

 

身振り手振りの影響、

 

 

服装などの事物の影響、

 

 

表情・態度などの行為の影響、

 

 

さらには言葉の意味やタイミング、

 

 

声の抑揚などの影響があるということです。

 

 

これらを意識してより分かりやすく印象的に理解できるようにしてあげることも話す能力の一つです。

 

 

 

では今回のポイントを確認します。

 

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

大切な話は「話しやすい環境」を準備しましょう。


身振り、手振りに感情を乗せて話しましょう。


鏡を見つめて内外共に美しさを極めましょう。


思いを表情、態度で伝えましょう。


言葉を操る力を意識して磨きましょう。


 

 

 

このように、夫婦関係であっても語るにおいて言葉だけではなく身体全体で表現し、身体全体で聞くことがコミュニケーションであるということを意識して工夫してみましょう。

 

 

以上で終わります。ありがとうございました。

 

 

次回は、「第42回 信頼関係を築く褒める力」です。

 

 

お楽しみに!

 

 

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