第40回 短く要約して伝える力

第40回 短く要約して伝える力

皆さん、こんにちは!

 

要約

 

今回のテーマは「短く要約して伝える力」です。夫婦関係を豊かにするためには、相手に自分の感情や情報を正しく伝えなければなりません。

 

 

そこで「伝える力」が大切になります。相手に思いや情報を伝える時、長々と話しをする人がいます。

 

 

ある人は30分かけて話したとしましょう。しかし、聞いてみると要点は、一つか二つくらいであり、要約して話しをしたら3分で終わる場合もあります。

 

 

時間をかければ相手に多く伝わるものではありません。反対にいろいろ話しすぎて何がポイントなのか分からず、心に残らない話しも多いものです。

 

 

大切なのは

 

「伝えたいポイントを明確にして語る」

 

ことであります。

 

 

話しながら、何がポイントなのか分からず話す場合聞いている人ももっと疲れます。このように、時間を有効に活用する話し方が大事です。

 

 

「時は金なり」

 

 

というように時間は財産です。

 

 

 

時間というものは誰にも取り返しのつかない貴重な資源です。財産を奪われたならば、大騒ぎして「泥棒!」と叫ぶのですが、ムダな時間を過ごして時間を奪われたと言って泥棒と叫ぶ人はいません。

 

 

しかし

 

「時間は共有財産である」

 

 

という意識を持つことが大切であります。

 

 

そこで、話しをする時に短く1分で伝える技術が身に付けば人間関係も仕事も人生すべてが充実していくことでしょう。

 

 

1分で伝える技術

 

1分間スピーチ

 

・1分で話す

 

 

・1分で質問する

 

 

・1分で叱る

 

 

・1分で褒める

 

 

・1分で指示する

 

 

 

このように、1分に集約して語る感覚を身に付けることができれば、豊かなコミュニケーションができます。

 

 

1分とは一般的には短い時間として捉えられることが多いでしょう。しかし、テレビに出てくるアナウンサーや軽快に話しをする司会などは、1分の中に非常に多くのことを話しています。残り10秒と言われたら、一般の人はその感覚がわかりません。

 

 

しかし、アナウンサーなどは10秒の中に何文字ぐらいの話しができるか感覚でつかんでいます。

 

 

ですから、的確な軽快な話しにはムダがなく、沈黙もありません。このように、1分という時間は短いというイメージがありますが、見方を変えれば様々な話しを盛り込むことができる充分な器と考えることができます。

 

 

そこで、コミュニケーション論に関する著書を執筆している「明治大学 斎藤孝教授」は、次のようなことを提案しています。

 

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それは

 

 

1分でまとめて話す

 

 

「1分間スピーチトレーニング」

 

 

テーマを決めて、1分間で要約して話しをする訓練というものです。これを繰り返すならば、コミュニケーション力を鍛えることができます。言いたいことを集約して表現する訓練です。

 

 

1分間スピーチトレーニングを繰り返すことで

 

「1分間スピーチトレーニング」で身につく力

 

 

・時間内にまとめる「集約力」

 

 

・短時間で成し遂げる「集中力」

 

 

がつきます。

 

 

そうなると勉強や仕事は確実に速くなります。時間内に成そうとすれば思った以上にできるものであります。

 

 

勉強や仕事とは基本的に効率を追究するものですから、時間感覚が鋭い人は勉強も仕事もできる人になるということです。

 

 

このように、時間の使い方の上手な人は話しを聞いていてもムダがありません。無理やムダもなく話しがスッキリしているものです。

 

 

例えば、感動した出来事というテーマで、1分間スピーチトレーニングするとしたとしましょう。

 

 

皆さんだったらどのような話しをするでしょうか?

 

 

感動した出来事に関して、自分の体験でもいいし、聞いた話しでも、見た話しでもいいです。準備をした分だけ相手に伝わります。

 

 

 

では、ここで私の見た中で感動した出来事を紹介します。

 

 

 

私の友人は、小学校3年の頃から10年以上剣道をやっていました。365日の内に360日以上は稽古するほどの学生生活でした。

 

 

良い指導者と出会い、小学校から全国大会に参加し、高校の時はインターハイや国体まで参加しました。その中で、一番印象に残る試合は、高校3年の地方大会に参加した時です。

 

 

大会2週間前に足をくじいて捻挫してしまい、ろくな練習もできず当日になりました。当日の朝、再び同じ所をくじいてしまい、ボキッという音とともに激痛が走ったそうです。

 

 

しかし、個人戦出場なので誰にも代われません。無我夢中で、試合に出場していく中で友人は、あれよあれよと勝っていき地方大会3位に入賞しました。

 

 

試合後、医者に行った彼は、骨折していました。振り返ってみると痛みを越え無我夢中で取り組む中に考えられない力が発揮されたように思います。

 

 

逆境の中での勝利したひたむきな姿の友人にとても感動しました。これは今でも忘れられない青春時代の感動の思い出です。

 

 

これは、ちょうど1分です。

 

 

このように、1分間と言っても意外にも多くのことを語ることができるものです。約410字ありますが、この中に学生時代の友人が剣道の大会で周囲の皆を感動させた思い出が凝縮されています。

 

 

1分と言っても多くのことを話せるし、多くのことを聞けるものであります。そのためには、準備が必要です。

 

 

3分から5分ほど準備時間があったら良いでしょう。

 

 

始める前に話しておきたい「キーワード」を極力多く紙に書いて考えることが大切です。

 

 

 

次に、その中でもっとも重要なものを選び、これだけは「必ず話すという言葉」を選びます。

 

 

その上で最後に言い残す「決めフレーズ」をつくります。これが結論であり、話しの骨格になるわけです。

 

 

「決めフレーズ」とは終了間際に締めくくるためのキャッチフレーズになるような一言です。

 

 

このように、話しのポイントは紙に書いて準備するということです。頭の中で組み立てるだけでは、なかなか整理ができません。

 

 

 

まとめると

 

 

 

スピーチの準備の仕方

 

1分間スピーチ

 

・話しておきたい「キーワード」を紙に書く

 

 

・これだけは「必ず話すという言葉」を選ぶ

 

 

・最後に言い残す「決めフレーズ」をつくる

 

 

となります。

 

 

また、人それぞれ話し方には癖があるものです。

 

 

例えば、

 

 

「えっ〜と」

 

 

「あの〜」

 

 

「それから〜」

 

 

「それでね〜」

 

 

など不必要に繰り返すと聞きにくいものです。口癖は誰かに指摘してもらわないと気づかないかも知れません。機会があれば、周りの人に指摘をしてもらうことも大切です。

 

 

また自分の話しを録音して聞いてみれば、よく分かります。

 

 

本人は気づきにくいのですが、主語と述語の関係において話し言葉は往々にして、ねじれやズレが生じやすいものです。

 

 

「常に自分自身をチェックする習慣を持つ」

 

 

ことが大切となります。

 

 

そのために技術面と効果面の両面からチェックしてみましょう。

 

 

「スピーチ・チェック項目」

 

・技術に関するチェック

 

 

「わかりやすかったか」

 

 

「話は簡潔だったか」

 

 

「具体例はあったか」

 

 

「キーコンセプトは入れたか」

 

 

「1分以内にまとめることができたか」

 

 

などの項目が考えられます。

 

 

 

 

もう一つは効果にチェックで、

 

 

「スピーチチェック項目」

 

 

・効果に関するチェック

 

 

「相手の心を動かせたか」

 

 

「相手の関心や相槌を引き出せたか」

 

 

「相手がイライラしていなかったか」

 

 

などの項目となります。

 

 

また、1分の話しをするポイントとして

 

 

 

1分間スピーチのポイント

 

1分間スピーチ

 

 

「踏み石」をイメージして話す

 

 

と効果的なようです。

 

 

 

話し手と聴き手の間に川が流れているとイメージして下さい。その川を渡れば、話し手のメッセージを受け取ることができます。

 

 

しかし、泳いで渡る訳にはいかないので、そこにはいくつかの踏み石が必要です。それを置く作業こそ、「話す」ということの根本となります。

 

 

そのために話しをする前に必ず踏み石をしっかり図式化、イメージ化した方がいいでしょう。

 

 

絵を頭に描くようにイメージをビジュアル化して考えれば、話しのイメージがつかみやすくなります。

 

 

基本的には3つぐらいの踏み石を渡って、向こう岸に行きつくように話したら聴く側は分かりやすく、聴きやすいものです。

 

 

例えば、

 

 

一個目の踏み石へ渡る、

 

 

次に二個目に渡る、

 

 

さらに三個目に渡れば、向こう岸が見える

 

 

というパターンがあります。

 

 

 

また、

 

 

最初に現状説明をする、

 

 

次にしかし…という形で現状を問い直してみる、

 

 

最後に、だからこうなんだ、

 

 

という結論を示すパターンもあるでしょう。

 

 

 

いずれにしても

 

 

自分の立ち位置という現状、

 

 

渡る川というプロセス、

 

 

そして、渡った先があるものという結論

 

 

といった要素の順番は入れ替わりが可能です。

 

 

 

このように、

 

「現状」

 

 

「プロセス」

 

 

「結論」

 

 

の3段階に分けて話すと聞く方は分かりやすい

 

ものです。

 

 

先ほどの友人の話しは、時系列で順番通り説明した内容でしたが、

 

 

 

「先に結論を言った方が興味深く聞くことができる」

 

ことがあります。

 

 

 

私の友人は、小学校3年の頃から10年以上剣道をやっていました。その剣道の試合で一番印象的なのは高校3年の時の怪我をして参加した地方大会です。と結論を提示します。

 

 

 

すると

 

 

「怪我をして、参加したの?」

 

 

と注目するでしょう。

 

 

その後、その時の様子を話し、最後に全体的現状を話すことも有効です。

 

 

このように、いろんな表現があります。1分の中でも紙芝居的なワクワク感があったり、意外性があったり、驚きがあったり、感動があるなど表現しだいで豊かな話しになります。

 

 

1分間スピーチトレーニングを徹底的に繰り返していくと

 

 

●1分間スピーチトレーニング

 

 

・時間感覚と話のポイントをセレクトするセンスが身につくとなり、そうすると本を読んでいても相手の話しを聞いてもポイントを押さえて聞くことが習慣となります。

 

 

要するに何か、ポイントは何かというような視点が身につきます。

 

そして、いつの間にか当たり前のように要点を押さえながら話せるようになります。

 

 

まとめると

 

 

●1分間スピーチトレーニングの成果

 

 

・時間感覚と話のポイントをセレクトするセンスが身につく

 

 

・ポイントを押さえて聞くことが習慣になる

 

 

・「要するに何か」「ポイントは何か」という視点が身につく

 

 

・要点を押さえながら話せるようになる

 

 

となります。

 

 

それでは、今回のポイントを確認しましょう。

 

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

話をする時、伝えたいポイントを明確にする意識を持ちましょう。


1分で話す訓練で、集約して語る感覚を身につけましょう。


時間意識を敏感にし、ムダ・ムリ・ムラをなくしましょう。


自分の話の癖を探し、改善する姿勢を持ちましょう。


 「踏み石」を頭に描くようにイメージしましょう。


 

 

 

このように、短く要約して話すことが習慣化したら、忙しくて時間がないと言っても短い時間でコミュニケーションをとることができるでしょう。

 

 

短くても密度の濃いコミュニケーションをとっていきましょう。

 

 

以上で終わります。ありがとうございました。

 

 

次回は、「第41回 身体全体で語る表現力」です。

 

 

お楽しみに!

 

 

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