第39回 解決を見出す質問力

第39回 解決を見出す質問力

皆さん、こんにちは!

 

夫婦関係のコミュニケーションを円滑にするための効果的なポイントに「質問」というものがあります。夫婦関係に質問を取り入れると話しやすいし、心地よいし、もっと話しをしたいという思いになるものです。

 

 

質問

 

■コミュニケーション能力の高い人

 

 

とは「質問上手な人」ということができるほど重要な要素となります。

 

 

まず

 

〜質問力のある人とは?〜

 

 

「聞き上手」です。

 

 

聞いてあげることの良さや効果をよく分かっている人です。聞いてあげるだけで相手が変わることが多くあります。なぜかというと

 

 

「口を開くことは心を開くこと」

 

 

と言うように話せば話すほど心が開放されるのです。心を閉ざす人は、口数が少なくなります。口を開き続ける人は心も開放されます。このように、話すことに対して快く前向きに聞いてくれる人がいると心が浄化されていくのです。聞いてもらうことで気持ちが整理されます。

 

 

話しながら、

 

 

「そうか、私はこのような事を考えていたんだなぁ〜」

 

 

と改めて再確認させられます。

 

 

そして、心がスッキリして気分が軽くなります。さらに適度な質問をしながら聞いてあげるならば話しながら、問題の本質を自分が発見したりします。

 

 

「ここが問題かな〜?」

 

 

という発見です。

 

 

さらに、それに対して

 

 

「どうしたらいいと思いますか〜?」

 

 

という、そのような質問を受けるならば

 

 

「どうしたらいいのか?」

 

 

「何からやるべきなのか?」

 

 

「何が効果的なのか?」

 

 

などを考えることを通じ解決の道が見えたり、解決の力が湧いてきたりします。このように、聞くことをより深めるために効果的な事は、質問です。

 

 

■「質問」の効果

 

 

・より深く考えるようになる

 

 

・より広い視野で見つめるようになる

 

 

・さまざまな角度から考察するようになる

 

 

となります。

 

 

質問 親子

 

 

親子の会話を考えてみましょう。子供が母親に向かって次のような話しをしたとしましょう。

 

 

「お母さん、テストの点数がよくなるためには

 

どうしたらいいのかな〜?」

 

 

と言いました。

 

 

あなたが、お母さんだったら何と答えますか?

 

 

多くの人が、

 

 

「それはね、こうじゃない?〜〜。」

 

 

と言いながら、自分の意見を言うことでしょう。

 

 

子供は何か良いアドバイスを願っているのですが、その時、答えを教えることや提案するのではなく、

 

 

「あなたは、どうしたら良いと思うの?」

 

 

と聞いてみたらどうでしょうか?

 

 

そのように、逆質問されることを通じて子供は改めて解決の道、効果的な方法を自分で模索し始めるものです。親は自分なりの答えがあったとしても子供に考えさせることを一緒に考えることでより良い答えを探すことができるでしょう。

 

 

自分で発見したり、考えたことは人から教えられたものよりも強い自覚とヤル気につながるものです。

 

 

また、次のような親子の会話はどうでしょうか?

 

 

子供がピアノ教室に通っていたとしましょう。

 

 

ある日突然、子供が

 

 

「あの〜、ピアノ教室辞めたいんだけど・・・?」

 

 

と言いました。

 

 

あなたが、親だったら何と答えますか?

 

 

多くの親は、

 

 

「どうして?何があったの?」

 

 

と原因を聞き出そうとしたり、

 

 

「何、言ってるの!あなたからやりたいって言ったのよ!」

 

 

と強く言い返したりすることでしょう。

 

 

 

しかし、この時、

 

 

「辞めたいの?」

 

 

と冷静に子供の気持ちに共感し受け止め、

 

 

さらに、

 

 

「本当に辞めるの?」

 

 

と軽く聞き返すようにしたら、どうでしょうか?

 

 

子供は、気持ちをただ冷静に肯定的に受け止めてもらうと、改めて自分は

 

 

「辞めたいんだろうか?」

 

 

と自問自答しながら、冷静に考え直していくものです。

 

 

子供の言葉に対して、すぐ答えを出したり、判断したり提案しなくてもいいのではないでしょうか?

 

 

子供はいくら幼くても自分なりに考えを持っていたり、考えられる能力を持っています。

 

 

自分の人生に対して自分で判断し、責任を持つ習慣を身につけるならば、大きく成長していくらでしょう。

 

 

この時、大切なのは

 

 

「一緒に考えてあげる大切さ」

 

 

です。

 

 

「自分で考えなさい!」

 

 

と突き放すのではなくて、

 

 

「こうしなさい」

 

 

と決めつけるのでもなく、

 

 

一緒に考えてあげることで、生きる意欲と知恵が身に付いていくことでしょう。

 

 

質問

 

 

このように、親子関係も考えてみると、親は子供の話しを聞いているようで、案外聞いていない場合が多いものです。それは、子供よりも親の方が、何でもよく知っていると思っているからで、知らない子供に教えなければならないと思うからです。

 

 

しかし、子供は幼くとも自分なりの「答え」を持っています。親にとって大切なことは、その「答え」が本当に子供にとって、最適なものなのかどうかを一緒に考えることです。

 

 

子供の答えをサポートすることです。親の考えを押し付けるのではなく、子供が自分の生き方を見つけられるようにサポートすることです。

 

 

親子関係だけではなく、夫婦関係や全ての人間関係も同じように聞く姿勢が大切となります。このようなサポートする時に有効なのが質問です。

 

 

「質問」 

 

 

することを通じて相手の気持ちを引き出し整理し、相手の能力を引き出すことになります。

 

 

「コーチング」

 

 

というコミュニケーションスキルは

 

 

時に「質問のリーダーシップである」

 

 

と言われることがあります。

 

 

適格な質問で気づきを引き出す、適格な質問をすれば相手の問題点を整理し方向づけ、解決策を見出だすことができます。

三つの質問方法とは?

では質問には、いくつかの種類がありますので紹介します。

 

質問の種類@

 

「閉じた質問」と「開いた質問」があります。

 

 

・閉じた質問

 

→「はい」「いいえ」で答えられる質問

 

 

 

・開いた質問

 

→答えを相手に自由に考えさせる質問

 

 

 

閉じた質問とは、問いかけられた人が、それほど考えなくてもすぐに答えられるような質問です。正解一つしかなく、「はい」や「いいえ」で答えられるような質問です。

 

 

一方、開いた質問とは、問いかけられた人が、すぐには答えられないような質問で正解が複数あるような質問。答えを相手に自由に考えさせる質問です。

 

 

このような両方の質問を場の状況に合わせて使うことが有効です。

 

 

例えば、つぎのような会話があります。

 

 

「最近、どうですか?」

 

 

と開いた質問をしたとしましょう。

 

 

すると・・・

 

 

「普通ですよ」

 

 

と答えました。

 

さらに、

 

 

「体調はどうですか?」

 

 

ともう一度開いた質問をしました。

 

 

すると・・・

 

 

「まぁまぁですね」

 

 

と答えました。

 

この会話をみると、あまり心良く、心を開いていないようです。
このような場合は閉じた質問が、有効な場合があります。

 

 

例えば、

 

 

「胃の調子は、もう大丈夫ですか?」

 

 

と閉じた質問をすると、

 

 

「はい」 または 「いいえ」

 

 

と答えるでしょう。

 

 

 

このように、二つの質問を使い分け、各々の特徴を利用してうまく使い分けることが必要です。

 

 

しかし、相手の持つ能力や可能性を伸ばすためには、開いた質問を心がけることが大切です。

 

 

開いた質問は、潜在意識のより深いところまで意識を向けることができるので、より深く考え、より悟るきっかけになります。

 

 

 

質問の種類A

 

次に「否定質問」 と「肯定質問」があります。

 

 

・「否定質問」

 

→問いの中に「ない」という
否定形の言葉を含んでいる質問

 

 

・「肯定質問」

 

→問いの中に「ない」という
否定形の言葉を含まない質問

 

 

 

となります。

 

より有効に解決を見出だすためには、 「肯定質問」が大切になります。

 

 

例えば、

 

 

「どうしてうまくいかないのか?」

 

 

という否定質問より、

 

 

「どうしたら、うまくいくのか?」

 

 

という肯定質問。

 

 

「何がはっきりしないのか?」

 

 

と言うよりも

 

 

「何がはっきりしているのか?」

 

 

と質問したら、肯定的な可能性を引き出すことになります。

 

 

質問の種類B

 

「過去質問」と「未来質問」と言うものがあります。

 

 

 

・「過去質問」

 

→問いの中に「過去形」の

 

言葉を含む質問

 

 

・「未来質問」

 

→問いの中に「未来形」の

 

言葉を含む質問

 

 

となります。

 

 

この場合も未来質問の方が有効になります。

 

 

可能性とは将来的にそうなる、そうできる性質のことであり、未来形の中に存在するからです。

 

このような質問の種類がありますが、日頃、閉じた質問、否定質問、過去質問になりやすいものですが、より開いた質問、肯定質問、未来質問を活用することがポイントになります。

 

 

これから、やるべきことを相手から指示、命令、提案されてするより、自分で気づき、自覚して、取り組もうとするならば、結果も大きく違ってきます。

 

自分で答えを見つけると自分自身の答えという当事者意識が強くなり、責任を持って解決にあたるようになります。

 

 

リーダーなど相手から与えられた答えは、どれほど正しくとも相手からの助言ですから、どうしても当事者意識が薄れてしまいます。

 

 

一方、自分の答えという意識があれば行動の結果、成功すれば自信につながり、たとえ失敗したとしても次への反省材料として活かすことができます。

 

さらに、自分で答えを導き出すという経験を積むことで、確実に成長するようになり、自分の可能性を信じるようになることでしょう。

 

 

 

では、今回のポイントを確認してみましょう。

 

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

コーチング、サポートの基本である「聴く」姿勢を持ちましょう。


質問を通じて相手の気持ちを引き出し、整理し、能力を伸ばしていきましょう。


開いた質問、肯定質問、未来質問を意識して解決の道を探していきましょう。


自分で答えを導き出すことから、主体性、自発性、責任感を伸ばしていきましょう。


 

 

解決を見出だすためには、質問が有効です。

 

 

すぐ結論を急ぐのではなく、今一度質問してみる姿勢を持ってみましょう。

 

 

以上で終わります。ありがとうございました。

 

 

次回は、「第40回 短く要約して伝える力」です。

 

 

お楽しみに!

 

 

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