第28回 笑顔は人間関係の潤滑油

第28回 笑顔は人間関係の潤滑油

夫婦関係 笑顔

 

今回も「夫婦関係修復講座」を始めていきましょう。

 

テーマとして、第28回「笑顔は人間関係の潤滑油」です。

 

正に笑顔は、人間関係の潤滑油ということができます。

 

 

笑わせる能力、笑顔にさせる能力

=愛する能力

 

 

笑いを提供することができれは関係性は向上することでしょう。

 

 

笑わせる能力、笑顔にさせる能力とは愛する能力ともいうことができます。このように、夫婦が笑える雰囲気づくりは愛のコミュニケーションの必須条件となります。

 

また夫婦だけでなく子供の成長にも笑いが重要になります。喜怒哀楽などの人間の感情を処理する脳の基本的働きは、生まれてから一歳ぐらいまでにほぼつくられます。

 

 

この期間に母親とのコミュニケーション、特に微笑み合いが乏しいとその基本的な働きが育たなくなるといいます。お母さんが赤ちゃんに笑いかけると赤ちゃんも一生懸命お母さんを見て笑いかけます。

 

 

しかし、お母さんが赤ちゃんに対して無表情で接すると赤ちゃんはその様子に戸惑い、ストレス状態になり自律神経まで支障をきたすようになるそうです。

 

 

このように、微笑み合いのコミュニケーションが子供の成長に欠かせないということです。ところで、皆さん、激しく怒りながら、大笑いしている人を見たことがあるでしょうか?

 

 

激しく怒りながら大笑いと言われてもイメージすら出来ません。実は、怒りと笑いは正反対の感情表現ですから、怒りながら笑うことは決して出来ません。

 

ということは・・・

 

 

いつも笑顔の人は怒りと無縁な人生になるということです。人間関係のトラブルはイライラ、カリカリする怒りが根底にあります。その心の中にあるイライラ虫を退治する方法が、この笑いであり、笑顔なのです。

 

 

私達は笑顔をつくっていると自然と楽しい気分や嬉しい感情が湧いてくるものです。

 

 

正に暗い気分の時でも笑顔でいると、暗い気分で、い続けることが難しくなります。怒っている時も笑顔でいると怒りの感情を維持することは出来なくなります。

 

 

人間は生来、笑顔になると

 

 

楽しい気分が湧いてくる

 

 

能力を備えている

 

 

正に、人間には生まれた時から笑顔になると楽しい気分が湧いてくるという素晴らしい能力が備わっているといえます。人間は嬉しい時に自動的に笑顔になりますが、嫌な気分の時でも自分の意思で笑顔をつくることができます。

笑顔をつくる表情筋

夫婦関係 笑顔

 

 

「随意筋 = 自分の意思で

 

 

動かすことのできる筋肉」

 

 

笑顔をつくる表情筋が随意筋という自分の意思によって動かすことのできる筋肉だからです。笑顔になると自然に頬の筋肉を持ち上げるようになります。

 

 

すると頭の中にあるたくさんのツボが刺激されて、脳に指令が届き、脳波がアルファ波になって脳内モルヒネという幸せホルモンが出るといいます。

 

 

このように、人間は表情筋を使って、笑顔でも、怒り顔でも、悲しい顔でも自分の意思で表情をつくりながら、自由にコントロールする能力を持っているのです。

 

 

いわば、自分が自分で自分の心をつくっているという事実です。このように、心をコントロールするポイントは笑顔ということです。

 

 

また、相手に話す時の表情も大切です。笑顔で昨日、悲しい事があったのと深刻な話しをされてもその深刻さは相手に伝わりません。

 

 

逆に、真面目な顔をして「昨日、楽しい事があったよ」と楽しい話しをしたとしても楽しさが、まったく伝わりません。

 

 

このように、表情は自分の感情をコントロールし、相手の感情にも影響を与えます。ですから、楽しいから笑うのではなく笑うから楽しいだということができます。

 

 

また、泣くということも同じです。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのであるというでしょう。

 

このように、表情というものは感情を左右しますが、笑うことで副交感神経、交感神経のバランスが整うので、精神的に安定が増しリラックスできるともいいます。

 

 

同時にその場の居心地が良くなり、相互の人間関係がスムーズになることでしょう。

 

 

このように、笑顔が自分の心に良い影響を与え、相手に良い影響を与えているのですが、それだけではありません。笑いは人間関係だけでなく健康にも良い影響を与えます。

 

 

十年ほど笑いが人間の遺伝子に与える影響について研究してきた

 

 

「筑波大学の村上和雄名誉教授」

 

 

は次のように語られています。

 

夫婦関係 笑顔

 

笑うことはお金もかからず副作用の

 

 

心配もない。体の特効薬だ

 

 

ということです。

 

 

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医学から見た「笑い」の効用

夫婦関係

 

医学的な研究から見ても効用があるようです。

 

 

@ 免疫力を高める

 

 

A脳内物質の働きにより気分が良くなる

 

 

B特定の病気を改善させる働きがある

 

 

まずは、免疫力を高めること、脳内物質の働きにより気分が良くなること、さらには、糖尿病、アトピー性皮膚炎、リウマチなど特定の病気を改善させるなど、働きがあることが分かってきました。

 

 

村上名誉教授は、次のように説明されます。

 

 

人間は病気を自分で治す

 

自然治癒力を持っている。

 

 

 

笑いはその自然治癒力を活性化する。

 

活性化の対象の一つが免疫力だ

 

 

このように、笑うことで免疫力が高まると言います。

 

 

専門的には免疫力の指標に使われる

 

 

「ナチュラルキラー(NK)細胞」

 

 

が活性化するのです。

 

 

このNK細胞は白血球の一種でガン細胞などの主要細胞を破壊し、ガンの発生を抑える働きをするものです。

 

興味深いのは心の底から笑わなくても、笑う動作たけでNK細胞の活性度が高まるという実験結果が出ている点です。

 

またこれは、脳内物質に働きかけて気分が良くなる効用にも当てはまります。決して心から大笑いしなくても作り笑いだとしてもベータエンドロフィンという神経伝達物質が脳内に分泌され、気分が高揚するようです。

 

正に作り笑いでも高揚があるということです。このような笑いと遺伝子の関係の研究を続けているのが

 

「笑いと遺伝子」の研究者村上和雄氏(筑波大学名誉教授)と

 

林隆志 氏 (国際科学振興財団主任研究員)

 

です。

 

この研究で林研究員が2007年に博士号を取得しましたが、初のお笑い博士誕生でもありました。

 

このように、医学的な面から見ても「笑顔」は良いと注目されています。

 

このように、笑顔は自分の心に良い影響を与え、人間関係にも良い影響を与え、健康にも良い影響を与えるようになります。

 

いろいろな面で良い影響のある笑顔ですが、笑顔の時間も大切です。一瞬、笑顔になっても一秒後に厳しい顔になった場合、少し違和感があります。

 

コミュニケーションの基本である挨拶をするにおいても一瞬の笑顔よりも長めの笑顔の方が与える印象は大変良くなるでしょう。

 

笑顔にも

 

「笑顔にも持久力が必要」

 

です。

 

出来れば、五秒間笑顔を保つことが出来れば相手に与える印象はかなり違います。少し長めに、笑顔でいるように意識する習慣をつけてみましょう。

 

意識することで、習慣となれば自然に笑顔が定着します。そうするならば、もっと多くの笑顔に出逢えるようになります。笑顔で挨拶する運動を学校や社会で行ったところ、非行や犯罪が減ったという報告も聞きます。

 

「おはよう」

 

「おやすみ」

 

「ごくろうさま」

 

「お疲れさま」

 

と笑顔で声に出してみましょう。

 

夫婦関係、家庭や職場で笑顔での挨拶がしっかり出来ていると、さらに深いコミュニケーションへと発展していきます。

 

逆に、挨拶のない生活をしていると肝心なことを伝え忘れたり、心の交流が少なくなったり、本音の会話ができなくなったり、コミュニケーションでの支障が出てくることもあります。

 

このように長めの笑顔の挨拶は人間関係を円滑にします。

 

相手の笑顔があるかどうかが視点ではなく、まず自分から笑顔をつくってみましょう。

 

では、今回のテーマ、第28回「笑顔は人間関係の潤滑油」のポイントを確認しましょう。

 

 

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

相手を笑わせる工夫をしてみましょう。


意識して笑顔をつくり習慣化してみましょう。


辛い時、悲しい時も笑顔をつくってみましょう。


長めの笑顔で挨拶してみましょう。

 

 

このように、身近で簡単にできる笑顔は効用が高く価値ある人間関係の潤滑油となります。

 

 

以上で、今回の講義を終わります。

 

ありがとうございました。

 

 

次回は、

 

「第29回 夫婦の会話は肯定的な言葉で表現する」

 

をお話しますね。

 

お楽しみに!

 

 

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