第25回 夫婦関係は傾聴が大切

第25回 夫婦関係は傾聴が大切

夫婦関係 会話

 

 

今回はコミュニケーションのポイントとして 「傾聴」 の大切さについてお話します。

 

「コミュニケーションの出発は「相手を理解する」こと」

 

となります。

 

 

相手がどんな状態にいるのか、どんな気持ちを抱えているのか、どんな願いを持っているのかなど知ることが大切となります。理解するためには、見たり聴いたり触れたり五感を用いて理解しようとしますが、その中でも聴くことを通じて多くの情報を得ることが出来るでしょう。

 

 

「聞く → 聴く」

 

 

聞くというのは一般的な聞くではなく、聴くという字のごとくに

 

 

「前向きに心を込めて聴く」

 

 

というです。

 

 

家庭では子供が親は全然聴いてくれないと言い、学校では生徒が先生は、全然話しにならないと言い、職場では部下が上司は全然話しを聴いてくれないと言うなど、多くの人が不満や怒りを持っています。

 

 

それは、意外に相手の話しを聴いていないということではないでしょうか?

 

 

そうすれば、

 

 

「聴いてあげよう という姿勢を持てば、人間関係は良くなる」

 

 

ということです。

 

 

現実どうでしょうか?

 

 

私達の日常生活では人の話しを聴いているかというと案外聴いていないものです。

 

 

「話し上手は、聞き上手」

 

 

と言います。話し方より、聴く技術が大切になります。

傾聴とは?

夫婦関係 傾聴

 

「耳を傾けて人の話しを熱心に聴くこと」を傾聴といいます。

 

 

英語では、「Active Listening」といいます。

 

 

文字通り 「積極的、能動的に聴く」という意味です。

 

 

 

夫婦関係 傾聴

 

 

哲学者ソクラテスは、

 

 

「神様は私たちに二つの耳と一つの口を与えられた。それゆえ、私たちはより多く聴き、しゃべることを少なくする必要がある」

 

 

と言われました。

 

 

しゃべることより、聴くことを二倍にしなさいとことでしょう。正にいかにしゃべろうかというよりもいかに聴こうか?という姿勢を持つことが大切かと思います。

 

 

まず、そのためには

 

 

「相手に興味を持つことが大切」です。

 

 

 

相手に興味を持って関心を持ってこそ、初めてその人の話しを聴けるようになります。

 

 

「話しを聴くということは、相手に注目し、理解しようとすること」 です。

 

 

夫婦関係 傾聴

 

 

マザー・テレサの有名な言葉で、「愛の反対は「無関心」である」という言葉があります。

 

 

一般的には愛の反対は憎しみであるとか、恨みであると考えがちでしょう。しかし、愛の反対は 無関心 なのであります。親子の関係で、親から怒られていても愛を感じたりするものです。つらいのは親が自分に対して、「無関心」 だった場合です。

 

 

あまりにもつらくて、無意識のうちに悪い事をして親の関心を引こうとする時もあるのです。無意識より怒られることを選択してしまうのです。

 

 

ですから、

 

 

「愛の出発は「関心」を持つことから」となります。

 

 

 

関心を持ってご主人、奥さん、子供、友人、知人に注目してみましょう。そうすればもっと聴きたくなるものです。聴く時の姿勢も大切です。

 

 

相手に対して忠告しようという姿勢だと相手も話したくなくなります。すぐにその人の良し悪しを評価したり、話しの内容から正否を判断したりせず、素直な気持ちで相手の話しを聴くことができなけば、本当に話しを聴いたことにはなりません。

 

 

まずは

 

「無条件に聴く姿勢が大切」

 

となります。

 

 

相手の置かれてる立場や存在を認め、どんな事でも肯定的な関心を向けることです。

無条件の受容とは?(無条件に受け入れて肯定的に聴くこと)

夫婦関係 受容

 

「無条件に受け入れて肯定的に聴くこと」を無条件の受容といいます。

 

 

聴いているようで、つい忠告したくなったり、批判したくなったり、解釈したくなったりするものです。特に親子の会話の場合、自分の子供に関しては、どうしても自分のものという所有感覚がついて回ります。

 

 

そこで自分の子供にはこうあって欲しいといった条件がついてしまい、

 

夫婦関係 受容

 

 

「どうして、この子は!」などと言ってしまうものです。

 

 

しかし、条件付きでは子供の正直な気持ちまで、聴くことが出来ません。

 

 

「ありのままを受け入れることで子供の心は開く」ことになります。

 

 

このように子供だけでなく、夫婦の場合も同じようにことがいえるのです。

 

 

「丁寧な言葉や態度が信頼感を生む」

 

 

 

人は丁寧な言葉や態度を持つことで、信頼感を持つようになります。これは、親子関係だけでなく、夫婦関係にも言えることなのです。

 

 

さらには、自分が「相手から大切にされているという体験が自尊心をはぐくむ」ようになります。

 

 

 

ところで、親や上司など目上の人に対する姿勢と子供や部下など、目下の人に対する姿勢とではどちらが大切でしょうか?

 

 

その人の人間性が明確に表れるのは、実は目下の人に対する姿勢です。目上の人に対しては、気を使ったり努力して丁寧に対するようにしますが、目下の人に対しては日頃の姿が出ます。

 

 

夫婦関係 受容

 

 

もし、ある人が目上の人に対しては丁寧で謙虚な姿勢であっても、目下の人に対しては横柄な態度を取る場合、根本的には横柄な人かも知れません。

 

 

目上の人に姿勢は何よりも大切ですが、ここで言いたいのは、

 

 

「誰に対しても変わらない姿勢が大切」

 

 

目上の人に対しても目下の人に対しても変わらない姿勢の人が本物の人だというです。

 

 

このようにして

 

 

「相手が誰であっても、相手の話しを受容的、肯定的に聴く」

 

 

相手の立場に立って相手の話しを受容的、肯定的に聴いてみましょう。そうすれば、話し手は自分自身の問題がはっきりと見えるようになります。話しながら、「あ〜、自分はこんな事を感じていたんだ!」と自分の気持ちを再確認したり、整理されたり、なるほどと新たに気付いたりするものであります。

 

 

すると話しながら、今後どうしたらいいのか?ということを自然と考えさせられるものです。正に解決の道を自主的に探るようになるということです。ただ聴いてあげるという行為のようでも実は話し手に大きな力を与えているのであります。

 

 

「口を開くことは心を開くことに通じる」

 

 

話しながら心が開放され、前向きな意欲を持ったりするものです。

 

 

このように、

 

 

「人間は自らの抱える問題を自分で解決する力」

 

 

を持っているということができます。

 

 

聴く技術とは?

夫婦関係 受容

 

次に「聴く技術」について考えてみましょう。

 

●「うなずき」「あいづち」「質問」 などによって、より深く聴くことができます。

 

笑顔で「うなずき」、話しの調子に合わせて「あいづち」を打ち、適切な「質問」

 

をしていくことは会話が円滑になるポイントです。

 

 

 

● 「オウム返し」という技術もあります。

 

相手の話した事をその如く、「オウム返し」するということです。

 

 

例えば、「昨日、こんなつらい事があったんです」というならば、

 

 

「そうですか。昨日そんなつらい事があったんですね〜」

 

 

と繰り返すだけでも、話し手は、自分を再確認させられたり、相手がよく聴いてくれているという実感が湧いてくるものです。

 

 

 

●さらには「換言」と言って、

 

「いわゆるこう事ですね」

 

と一言でまとめて言い返すと話し手は、自分の気持ちが整理されてくるものです。

 

 

また、人によっては会話の中で沈黙が続いたりします。聴くことが苦手な人は、沈黙が嫌いでつい自分が話しこんでしまう人もいます。

 

 

相手が急に黙りこんでしまうと不安になってしまうからです。しかし、実際には沈黙は否定的なものというよりも話し手にとって意味のある場合が多いものです。

 

 

具体的には、自分が話したい事や、考えている事を頭の中でまとめている場合、大事な話しを切り出すためのタイミングを考えている 場合、悩み事などを相手に伝えるべきか、自問している場合などです。

 

 

また悲しい時、寂しい時なとには自分の気持ちを表現出来ない場合もあります。

 

 

ですから、

 

 

「”沈黙” を待ってあげることも大切」

 

 

沈黙を待ってあげる心の余裕も大切です。

 

 

今回は「傾聴」 というテーマでお話しをしました。

 

 

どうでしょうか?

 

 

身近な人の話しをどれだけ聴いていますか?

 

 

「関心を持ってあげること」

 

「知ってあげること」

 

「理解してあげること」

 

は 「愛の出発」 です。

 

 

 

相手が何を願っているかを知ることは大切な事となります。喉が渇いているのに、水ではなく、饅頭をあげたとしたら、的外れとなります。

 

 

何を願っているかを知るならば、的を射た愛の実践ができます。関心を持って家族、友人、知人の話しを聴いてみましょう。

 

 

では、今回のテーマ「夫婦関係は傾聴が大切」のポイントを確認してみましょう!

 

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

家族の話、友達の話、身の周りの人の話に傾聴する習慣をつけてみましょう。


どんな内容でも肯定的に最後まで聴いてみましょう。


愛の出発点である関心を持ってみましょう。


傾聴は話し手に自分で解決する力を与えます。

 

 

このように傾聴し理解し合う人間関係ができたら素晴らしい人生となることでしょう。身近なところから実践して下さい。

 

 

以上で、今回は終わりとします。ありがとうございました。

 

 

次回は、「第26回 相手を変えるから自分が変わる」です。お楽しみに!

 

 

 

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