第24回 夫婦は個性の違いを認めよう!

第24回 夫婦は個性の違いを認めよう!

夫婦関係 個性

 

コミュニケーションとは心のキャッチボールです。そのコミュニケーションを円滑にするポイントは何でしょうか?今回は、第8回の「男と女の違い」とかぶる所がありますが、「個性の違いを認める」という内容を紹介します。

 

これは裏返して言えば、人間関係のトラブルは

 

 

『相手の個性を認めない』

 

 

ことから出発することです。

 

 

たとえば、幼い子供は自分の物差しで全てを計ろうとします。自分が嫌いなものは誰もが嫌いだろうと考えるし、自分が好きなものは誰もが好きだろうと考えがちです。しかし、大きくなっていくと、人それぞれだということに気づいていくものです。

 

子供だけではなく、大人になってからもつい自分の尺度で相手を計りがちなものです。自分の思い通りにならないことや、自分の価値観と違うことに対して、ストレスになり葛藤の原因となります。

 

しかし、 『人間は各々が固有の性質を持っている』 のです。

 

ですから、各々に絶対的な個性を持った価値があることを認めそれを尊重することが大切となります。自分の個性と尺度で相手を見たら理解出来ない場合があります。

 

 

家族の中でも親子はそっくりなものですが、やはり各々が違います。生きてきた世代も違います。兄弟姉妹も顔形は似ていてもやはり違います。一卵性の双子は顔も体型も声も本当にそっくりです。

 

 

当然、同じ家庭環境で同じ時期に育ったにも関わらず、やはり性格が違います。また夫婦も同様です。夫婦は長く連れ添うと似た者同士なるとも言いますが、男女という根本的な違いがあります。

 

 

各々の育ちの違いもあります。家庭環境や出身地の土地がらも違うし、国際結婚であれば国の文化も違いますから感じ方表現の仕方など大きく違うことでしょう。

 

 

このように、『個性の違いを認める』ことは

 

 

『コミュニケーションを豊かにするための土台となる』

 

 

ということです。

 

 

例えば男性と女性というものは根本的に違います。プラスとマイナスは引き合いますが各々は全く違います。ですから、男性からは女性を理解出来ないこともあるでしょう。

 

 

女性から男性を見た時に異常な姿に見えるかも知れません。簡単に一つになることが出来ずお互いに簡単には理解出来ません。理解出来ないことを葛藤する前に簡単には理解出来ないものと受け入れることが大切なのではないでしょうか。

 

 

お互い研究しがいのある楽しいものだと考えた方が心が楽になります。男女の感覚の違いは数多くあります。

 

 

例えば、家庭生活の中で女性は親密になれば何でも話し合う間柄になりたいと思いますが、男性は親密になると何も話さなくても分かりあえる間柄になりたいと言います。しゃべりたい妻と黙りたい夫との出会いとなります。

 

 

簡単には一つになることが出来ません。男女の話す動機も違います。男性は用件があるから話しますが、女性は話したいから話す。共感して欲しいから話すという場合が多いと言います。

 

 

ですから、女性から男性を見た時にその会話は簡潔過ぎて味気ないと感じるし、男性から女性を見れば長々と回りくどいとか結局何を言いたいんだと思うこともあるでしょう。

 

 

統計的に見ても1日の単語使用量は男性よりも女性の方が断然多いと言われます。このように、まさに女性は自分の部屋に楽しく交流するために帰り、男性はゆっくり休むために帰るという感じでしょうか。

 

 

また男女の買い物感覚も違います。女性は安いものなら、必要でなくても買いたくなると言います。一方男性は必要なものであれば借金してでも買いたくなると言います。

 

 

このように、極と極で男性と女性は簡単に理解出来ません。またある意味、お互いに違うから価値があるといえます。包丁とまな板があって料理が出来ますが、包丁と包丁、まな板とまな板では料理が出来ません。

 

 

また鍋とフタがあってセットですが、フタが二つあっても役にはたちません。自分の個性を自分のために使おうとすると価値が見出だせず

 

『お互いのために使うことによってその価値が見出させる』

 

ことではないでしょうか。

 

 

このように夫婦、親子、兄弟、友人、全ての人間関係で相手の発想の仕方、愛情表現方法など全てが違うので、大きな心でお互いの違いを認めてみましょう。

 

 

自分の思い通りにならないからといっておかしな人だ!、思いやりのない人だ! 私を愛していないんだと安易に誤解しないことです。ではどのようにしたらよいのでしょうか?

お互いの違いを認め合う方法

その解決方法の一つは

 

夫婦関係 個性

 

『“クオリティータイム”(質の良い時間)を持つ』

 

とことです。

 

 

まさに家族で水入らずの時間を過ごすなど質の良い時間を持ちましょうということです。忙しい毎日かと思いますが、定期的に短い時間でも穏やかに相手の話しにしっかり耳を傾け、じっくり話す場があることが尊いことです。

 

 

外的な出来事の伝達だけではなく、それを通しての喜怒哀楽の感情面の交流があれば、心の絆へと深まっていくことでしょう。時にはお互いの過去の思い出を振り返ったり、将来の願いについて話し合い一緒になって未来の夢を描き、夢を明確にする交流ができたらいいでしょう。この時決して意見を一つにまとめる必要はありません。

 

 

あくまでも

 

 

『お互いの話しを尊重し共感し合うことが大切』  

 

 

です。

 

 

無理にまとめようとすると葛藤が生じたりする可能性もあります。このように定期的に深い話し合いが出来れば相手の考えや態度が理解出来るようになります。

 

 

誤解や不信が解け、相手の気持ちが分かったりします。また相手の長所や素晴らしい面を発見することもあるでしょう。

 

しかしこの時に注意すべき点は、意外にも食事しながら、テレビを見ながら、仕事をしながら、家事をしながらという場合が多く、よく聞いてあげているようで、つい上の空になる場合があるかも知れません。

 

時には

 

『目を合わせ、じっくりと話したり聴いたりすることが大切』

 

になります。

 

親子関係でも子供の話しにじっくりと耳を傾けてあげる時間を持つことです。
その時、子供が言いたいことが言えなかったり、親の目が気になって自分の気持ちを圧し殺すような姿があったら、その交流は意味がありません。

 

 

家庭の中に何でも自由に話せる雰囲気があり、親は子供の全てを受け入れる姿勢があれば子供の心は伸び伸びと成長することでしょう。

 

 

たとえ

 

『幼い子であっても、一人の貴い人格として尊重する姿勢が重要』

 

です。

 

 

人は自分を尊重してくれる人に対しては尊敬の思いを持つものなので、そのような交流は親子の信頼関係へと発展していくでしょう。このようにして親にとっては子供の気持ちを理解し、子供も親の気持ちを理解する貴重な時間となります。また貴い時間というのは話し合いの場だけではありません。

 

 

『相手の好きなことを一緒に楽しんで行うこともクオリティータイムになる』

 

 

というです。

 

例えば夫が山登りが好きな人であれば、時にはそれに付き合わせて一緒に山登りを楽しむことで心が深く交わる場合も多いものです。

 

 

『喜びを共感し合う体験が貴重である』

 

 

相手を喜ばせるにはどうしたらいいでしょうか?それは難しく考えず、このように相手の好きなことを一緒に喜んでやってあげることではないでしょうか。

 

相手の趣味や好みに合わせてあげるならば、当然喜んでくれます。喜び合う関係には信頼と愛が実っていくものです。時には無理に話そうとするよりも一緒になって楽しいことをすることが、効果的な場合もあります。

 

 

このように

 

『相手との個性の違いを認める心が楽になる』

 

というです。

 

心のキャッチボールですから片方が投げたボールを受けとめなければなりません。一緒になってボールを投げたらキャッチボールになりません。

 

 

『まずは相手のボールを受け止めることが大切』

 

といえます。

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

自分流を無理に押し付けない。


違いがあっても当然だと受け入れてみましょう。


お互いの生い立ちや夢をじっくり話し合いましょう。


水入らずのクオリティータイムを持ちましょう。

 

 

 

このように相手の立場や個性を認め、尊重することから人間関係が出発します。

 

今回は、ここまでとします。

 

次回は、

 

第25回 夫婦関係は傾聴が大切

 

です。お楽しみに!

 

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