第19回 男のプライドを大切にしよう!

第19回 男のプライドを大切にしよう!

今回は、男のブライドについてお話します。皆さんは、男のプライドは傷つきやすいと聞いたことがあると思います。よく男は自尊心の生き物ということもあります。そのプライドが、どのくらい大きいか?傷つきやすいか?をお話します。

 

男 プライド

 

例えば、男性が、「自分は悪いことをした」という自覚と「男のプライド」とを計りにかけると、どちらが重いでしょうか。皆さんは、どのように考えるでしょうか。

 

ほとんど全ての男性は「男のプライド」の方が重いのです。ですから、自分は悪いことをした自覚があっても、その非を認められないようになるのです。

 

一方、女性は白、黒をはっきりさせたいという気持ちがあって、何かあると追及したいという行動を起こしたくなるのです。追及したい奥さんに対して、ご主人は男のプライドを方が大きいですから、認められないとなるし、認められないと奥さんが逆ギレするという結果を招いてしまうのです。

 

 

男のプライドをよく理解している賢い女性は、きちんと逃げ場を残してあげて、責めるというより、自分の気持ちを伝えるということに努力することが大切だと思うのです。

男のプライドはどんな時に傷つきやすいのか?

では、「男のプライド」はどんな時に傷つきやすいのでしょうか?

 

結論を一言でいうと「男らしさを否定された」時に、男のプライドは傷つくのです。男性は、男らしさを称賛された時には、自分は男性なんだと確認することができるし喜びを感じることができるのです。

 

また自分を男性だと認めてくれて喜びを与えてくれた女性はかけがえのない存在となり、愛も高まっていくのです。

 

ところで、男らしさにはどんなものがあるかというと、体格、技能、実績、夢、性格、役割などがあります。それぞれ、ご主人を見て、項目ごとにリストアップしてみるのもいいかも知れませんね。

 

 

男らしさを否定すると、それは最も痛ましい体験となり、それを与えた女性は、嫌でたまらない存在となってしまうのです。今まで、男らしさの項目ごとに否定したことはなかっただろうか?と振り返ってみて下さい。

 

「頼りないわね!」、「情けないわね!」とか、ちょっと痩せた男性ならば「ヒョロヒョロして」とか、壊れた洗濯機を一生懸命治していたら「修理屋を呼んだ方が早いんじゃない!」と言ってしまったことはなかったでしょうか。

 

部長に昇進した時、「あなた、凄いわね!」と喜んで欲しいところを、「でも同期の人はもっと早かったよね」と言ってしまう女性もいるのです。さらに「あなたは優柔不断なんだから」とか、給料が少ないことを非難することも、男らしさを否定することになってしまいます。
今まで、このように男のプライドを傷つけてきたことはなかっただろうか?ぜひ、振り返ってみて下さい。

 

男性は、傷ついてもそんなに表に出すことはありません。そうなると、傷つけてしまったことすら自覚していないという事があります。

 

そして、振り返って傷つけたことがあったならば、以前のことを持ち出して、ごめんなさいという必要はありません。これからは、しないように心掛けて下さい。

男性の「社会的承認欲求」を知ろう!

さらに、もう一つ知って頂きたいことがあります。男性には「社会的承認欲求」というのがあって、地位、知識、技術などを認められたいといったものがあります。そして、専門分野で自信がある場合、「俺は周囲よりも勝っている」という気持ちがあります。と同時に、「本当は劣っているのでは?」という不安を抱えているのです。

 

だから、その不安を突くようなプライドを傷つける言葉を奥さんが発すると、その否定された言葉にとても不快感を覚えるのです。人によっては強い攻撃性となって現れることがあります。

 

役割の点で気をつけることは、ご主人の稼ぎのことは言わないとしても、「私も働かないとやっていけないのよ!」と言って苦労しているとか、専業主婦であったとしても、ご主人が「〜したいね!」と言った時、「そんなお金ないよ!」というやり取りは、結構、傷つくものなんです。

 

 

さらに具体的な例をあげますと・・・

 

 

■具体的な例


夫婦喧嘩

 

夫: (請求書に目を通しながら)家族を養うっていうのは金がかかるんだな。(「でも、あなたはよくやっているわ」と褒められたくて)

 

(奥さんは責められたと思ってしまって)

 

妻: あら、私が悪いんじゃないわ!私は極力切り詰めているのよ。子供の服もお下がりをもらったり、料理を工夫してやっているの。自分のために何一つ買ったことはないわ。他の奥さんたちは、美容院で髪をセットしてもらって、高い服をたくさん買っているのに、私はそんなことしてないのよ。(感謝して欲しくて、「よくやってくれているね」と言って欲しくて)

 

 

夫: 本当にそんなことしていないのかい?(実はしている、という返事を期待して)

 

 

妻: 私はあなたを助けようとしているだけよ。あなたが心配するところをみるよりは、自分が必要な物を我慢した方がいいわ(再び感謝して欲しくて)

 

 

夫: (ご主人の心の中で、自分を落伍者のように感じさせる妻への恨みと、落伍者であるという惨めな気持ちが混じって、イライラとなって)
君の目には、僕は大した夫ではないということだね。そうだろ?

 

妻:・・・

(妻は、夫がイライラし、自分の苦労に対して感謝していないのに、呆れて見上げる)

 

 

このやり取りから分かることは、夫の心の中は、奥さんに人並みのことをさせてあげたい、できれば、他よりももっとよくさせてあげたいと思うのが男性の心理なのですが、その事に、奥さんが気付かないで、他の奥さんは美容院に行ったり、高い服を買ったりしているけど、私は我慢しているのよと言って、あなたを支えようと私は頑張っているのよという心にとらわれてしまっています。

 

この言葉は、夫の養い手として能力がないというプライドを傷つけてしまう言葉となってしまうのです。このように男性の心理、女性の心理を理解しないと知らない間にお互いが傷合ってしまうことになるのです。

男のプライドを傷つけるとどうなるのか?

「男のプライドを傷つけない!」ということですが、もう傷つけちゃったという人もいるかも知れませんね?

 

では、傷つくとどうなるかというと・・・?

 

傷つくと痛くて、「屈辱の痛み」というのを覚えます。痛いのであまりにもたくさんくると、自分を守ろうとして「壁」を巡らすようになってきます。殻にこもったりします。

 

そうすると、何を言っても知らんぷり、ウンともスンとま言わない、何を考えているか分からない夫となります。これが、さらに続くと、妻の攻撃を壁で守ろうとするだけでなく、攻撃されても痛くないように「麻痺状態」にしようとなるのです。こうなると、痛みも感じなくなるけど共に喜びも感じなくなってしまいます。また、男性は自尊心の塊なので、自分の非を認められない習性があるので、この状態になると、事実を伝えなくなります。うっかり、事実を伝えると攻撃されてしまうからです。つまり、「嘘」が多くなるのです。

 

しかし、男性には、非を認められないという習性があるのにも関わらず、「実は〜なんだ」と言って自分の非を夫が認めてきたら、女性である妻に知って頂きたいのは、告白したご主人は、よほどの勇気を振り絞って話してくれたのだという気持ちがあるのだということを、ぜひ、理解してあげて下さい。万が一でも、「やっぱりそうだったのね!」と傷の上塗りとなるのでこんなことは言わないようにしましょう。

 

「言ってくれてありがとう!」と言って、その背後にあるご主人の心を理解するようにつとめましょう。

 

ここで、ある方のお話で私の記憶に残った事があるのでご紹介します。テーマが「男性はなぜ "ごめんね"と言えないのか?」です。

 

男性にとって謝る、「ごめんね」ということは、弱さの現れである。プライドへの打撃である。そして、敗北に等しい。だから、男性は「すまなかった」という思いを態度で示すのだ。

 

だから、花を買って来たり、ケーキを買って来たりするのです。でも、女性はたった一言、「ごめんね」と言えば許せるのに、こんなケーキでごまかしてと思うことがあるのです。しかし、ご主人からすると、そのケーキを買って来ることが、夫の謝罪方法なんだと理解できると素晴らしいこととなります。男性は男性なりに謝罪の方法があるのです。

 

次に知っておきたいことは、「自己卑下」というものがあります。プライドがズタズタになって誰からも褒められなくなって、本当に落ち込んだ男性は、自分で自分を卑下するのです。「どーせ、俺はダメなんだ!」となってしまいます。

 

これを女性が見ると、「なんて女々しいのか!」と思いがちになりますが、こんな言葉が出てきた時は、あ〜、そのくらい傷ついているのだなと理解して、「そんなことはないわよ!」と言って、「あなたには、こんな良いところがあるじゃない!」と話してみましょう。

 

また、先ほど奥さんから攻撃されると夫は「壁」を作るとお話しましたが、「壁」を作ると、攻撃から守ることが出来ますが、と同時に喜びもありません。喜びがないと、人間は飢えてくるものなのです。ですから、たまに「壁」から出て来ることがあるのです。

 

例えば、いつも無口なご主人が、「今日、こんな事があったんだ」と話しかけてくることがあります。その時に、奥さんが、またキツイことを言うと、また「壁」の中に戻ってしまうのです。ですから、出て来た時に、上手に受け入れ、認め、称賛することが大事なのです。

 

それが出来ないと、なんだしゃべったと思ったら、また無口になったわ、何を考えているのだろう?となってしまうのです。

 

では、「壁」を崩して良い夫婦関係を築くには、どのようにすればいいのでしょうか?基本的なポイントをお話しましょう。

 

人間の心は、三つの層になっていると私は経験的に思うのです。人間関係を築く時に、人は差し障りのない話から始めます。表面的なことを話して、聞いてくれる人が上手く受け止めて、大丈夫な人だなと思うと、二番目の心も話すようになります。そこで、今度は上手く受け止めてくれない場合は、聞いてくれてありがとうで終わってしまうのです。でも、二番目も本当に親身になって聞いてくれる人ならば、「実は・・・」と最後の本当の心を打ち明けてくれるのです。

 

このように、もし、「壁」の中から、ご主人が出て来たならば、上手く受け止めて、安心して話せるような聞き手になって頂けるといいなと思います。

 

ポイントをまとめます。

 

実践のポイント

夫婦 改善 

 

受け入れる
称賛する
他人を批判しない
他人を評価する
秘密にする

 

特に注意する点は、ポイント3の他人を批判しないですが、例えば、「隣の奥さんは良いことを言っているけど、本当は〜してるのよ〜!」と言ってしまうと、妻は、人の欠点を見ているのかとなって、自分は大丈夫かと夫は不安になってしまうのです。

 

反対に、ポイント4の他人を評価すると、妻は、人の良い所を見ていてくれるのかと、夫は安心するようになるのです。

 

ポイント5の秘密するでは、勇気を持って話した事が、翌日、みんなが知っていたとなったらもう話してくれなくなるので、秘密を守ることは大切です。

 

以上、「男のプライドを大切にしよう!」について話しましたが、今、別居状態の人も、ぜひ、諦めないで下さい。「壁」を崩して本音で語り合える夫婦になることは出来ます。また、本当に必要な人は、オススメの教材もありますので、諦めないで努力していきましょう。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。

 

 

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